心はいつも雨模様

記憶より記録

驟雨日記 ~断捨離~

私の部屋はいろいろな本が散乱している。
だから部屋が少しばかり窮屈だ。

必要のない本は、捨てたり、売りさばいたりしたいところだけど、読んだ本をゆったりと眺めるのが私の趣味の一つなので、どうしても手放すことができない。

しかし、それだと一向に部屋が窮屈なままだ。なので、今回は本を整理するのは考えから除外して、私の部屋をジワジワと占領しようとしている、必要のない服に着眼点を置いてみることにした。

学生の頃からある、着なくなった服が、本と同じくらい部屋にある。
心を鬼にして、捨てられない、勿体ない精神を絶ち切り、思い切って捨てることにした。

あの服やらこのズボンやら、ポイーッと、ゴミ袋に収める。
自分の抜け殻を捨てているようで、何だか感慨深かった。
そして、やるせない思い出を捨てているようで、開放感が半端なかった。

捨て終えると、部屋全体の重みが、少しだけ軽くなったような気がする。
いやはや、断捨離の効果は絶大だ。

調べてみると、断捨離をすることにより、さまざまな効果が得られるらしい。

部屋を整理することにより、頭の中を整理できる。
いらないものを捨てることにより、今後の片づけがしやすくなる。
自分にとって、必要なものと、必要でないものが明確になる。
執着する要因が一つ減るので、その分ストレスが減る。

上記の効果を見ると、どうやら心理的要因が大きい。

この調子で、今後は本も捨てていかないといけないかな。

でも…これは私だけかもしれないが、本を見て、自分の思い出を判断している。懐かしい曲を聴いて「ああ、あの頃が、自分にもあったなあ」と思いを馳せるように。

だから、本を断捨離することは、結構な決断を要する…

そんな、何気ないことを考える、ゴールデンウィークの1日でした。

今日が誕生日だったけど、何にもなかった。

もはや、私の誕生日は、消滅しているといっても過言ではない。

誕生日の断捨離…

 

2017年5月3日 突き抜けるような晴天の日