心はいつも雨模様

記憶より記録

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

驟雨日記 "ため息交じりの金曜日"

この世で最も尊い曜日は金曜日。そう答える人の割合は3人に2人くらい、いや10人中9人は口を揃えて金曜日の尊さを訴えるのではなかろうか。 ただ、6月の最後の金曜日は湿っぽかった。プールサイドにいるかのような梅雨らしいジメッとした空気が社内を充満して…

驟雨日記 ~ 梅田と難波を使い分け ~

大阪で何か買い物をするなら、まず真っ先に思い浮かぶ場所が梅田か難波だ。この大阪の二大地域は休日のみならず平日も多くの人で賑わいを見せている。どちらも地下鉄の御堂筋線で簡単に行くことが出来るから、地元の人や旅行者でごった返す。 お店がたくさん…

漱石探究記 ~ 漱石全集第一巻『吾輩は猫である』を読んで ~

はじめに どのようなストーリーなのか 魅力的だと思う場面 反対の意見など 作品を通じて何を学んだか 終わりに はじめに 昭和3,4年に発行された漱石全集は全部で20冊あり、第1巻は漱石の処女作である「吾輩は猫である」(以下<猫>と呼ぶ)から始まる。約90年…

ボウリングのピンを気持ちよく倒す方法

一昨日会社で少人数のボウリング大会があった。ボウリングは苦手なのであまり乗り気ではなかったのだけど、無下に断るのも悪いと思ったので、しぶしぶ「行きます」と参加の意を表明した。 今回はボウリングのピンを気持ちよく倒す方法を編み出したので、ここ…

驟雨日記 ~ 夏目漱石の本を受け取る ~

一日の仕事を終え、アパートに帰ってすぐにシャワーを浴び、そのまま椅子に座りホッと一息つく。「今日も何もなかったなあ」と、変化のない日々に文句を言いながらも、しばらくすると、仕事の疲れが出てきたのか、机の上でウトウトとし始める。 そんな矢先の…

夏目漱石の世界を旅してみようと思う

「夏目漱石の世界を旅してみよう」 そのような考えに至った理由は三つある。どれも中村文則さんの文学講座に参加し、そこで得た知識と感慨深いお話を参考にして、自分のやるべきことを見定めた上での考えだ。 読書の幅を広げる努力をし、見識を高める。 夏目…

映画『花戦さ』を観て

30回以上映画館で映画を観て 社会人になってから、映画館に足を運んだ回数がついに30を超えた。映画通にはまだまだほど遠い回数だけど、最近は見たい映画を上映が開始される前の予告で決めるようになったから、以前よりも映画に対する期待や興味、そして関心…

雨のちゴキ

驚愕するほどの出来事を味わったのは今回で二度目。 ついに奴が現れた。神がかり的な俊敏性と、ダイヤのごとくキラキラと黒光りするボディを兼ね備えたゴキ様。 私は、一人暮らしを始めるときに、ある目標を立てた。それはゴキ様が私の前に現れないように、…

Mの逮捕

大阪府大阪市に住む男性会社員のM容疑者が昨日八時頃、市内の駅構内の改札口で突然奇妙な行動をとり、そのまま警察に逮捕された。警察が駆けつける前にはすでに駅員に取押えられており、朝の通勤ラッシュの邪魔になるからと待合室で待機させていた。駅員の話…

2017年、初夏、東京③

5月は東京に行く機会が多く、6月になっても未だに東京の出来事を纏めきれずにいたので、今回で全て纏めようと思います。中村文則さんの文学講座に参加したことは詳細に記しましたが、腐れ縁の友人に会い、くだらない時間を過ごしたことは書いていませんでし…

梅雨入り前の眠れない日

今週はかなりキツイ週となった。このままこの生活を続けていけば、きっと、私自身が壊れてしまうだろう。5月の走り梅雨が去り、本格的な梅雨入りを迎える6月…私は、少しでも、前に進むことができるのだろうか。 夜、漠然とした不安が私を襲い、貴重な眠りを…

モダンタイムスから学んだこと

伊坂幸太郎さんの『モダンタイムス』を読み終えた。これで伊坂さんの本はほぼ読み尽したことになる。私は学生の頃から好きな作家さんの本をできるだけ読まないように努めてきた。その理由は、全部読んでしまうと、今後の人生の楽しみがなくなってしまうから…