心はいつも雨模様

記憶より記録

一生涯付き合える趣味を考えてみた

「これが私の趣味だ!」と、堂々と言える趣味が私にはない。
読書だってぼちぼちだし、文章を書いたりするのもたまに嫌気が差したりすることもあるので、本当の趣味とは言えない。どちらかというと仕事寄りになってしまう。最近、五月病を発症したけど、基本的に一年中五月病なので、あまり変わらない。モヤモヤとした気持ちを吹き飛ばしてくれるような「楽しい!」と思える趣味を見つけていかないといけないなと、素直に思った。

今日は、映画館で映画を観ながら、どんなことをすれば充実した日々を送れるのかをずっと考えてた。映画の中の富山県の風景を見て「キレイダナー」とありきたりな感想を思い浮かべながら。それゆえ映画の内容はほとんど頭に入っていない。違うことを考えるために映画料金を払ったようなものだ。

 映画館の中で思いついた趣味一覧

インドアの趣味

・読書 ← すでに趣味
・絵を描く ← 絵心がない
・物語を書く ← すでに趣味
・ゲーム ← ゲームはやらない
・映画鑑賞 ← すでに趣味
・資格 ← いやーん
・写真を眺める ← すでに趣味
・アイドルに目覚める ← なし
・アニメ ← 今はなし
ガーデニング ← ありかも
・料理(料理教室はアウトドア?) ← ありかも
・芸術鑑賞 ← たまに美術館に足を運ぶ程度
・音楽鑑賞 ← 日常化してる
・プラモデル ← 興味なし

アウトドアの趣味
・旅行 ← ありかも
・バーベキュー ← パーティーピーポーの空気は苦手
・フットサル ← ありかも
・野球 ← 野球とは縁を切った
・写真を撮る ← ありかも
・ランニング ← たまにする
・散歩 ← すでに趣味
・自転車 ← ありかも
・バイク(ツーリング) ← お金がない
・サバイバル ← 無理
・ボランティア活動 ← よく分からん
・着付け ← 私は男
・水泳 ← ありかも
・釣り ← うねうねした虫(餌)が触れない
・宗教 ← 論外

思いついたものをざっと上げてみると、いろいろあることが分かる。
そして、私に足りないものはアウトドアの趣味だと言えることも分かる。
だから、できるだけ外に出て楽しめる趣味を見つけるのがいいのだと分かった。

すると、突如として自分に合った趣味を閃いた。映画のクライマックスなんか尻目にして。

私は猫が好きだ。毎朝スマホで猫の写真を眺めては会社に通っている。こんなにも猫が好きなのに、実際に猫に会えないのは実に悲しいものだ。ゴールデンウィーク猫カフェに行った楽しい思い出だけが、鮮明に焼き付いている。

猫の写真を撮る旅を趣味にすればいいのではないか。

これには正直、自分でも目から鱗だった。
映画はエンディングを迎えている。シンプルなストーリーに鑑賞者が満足している中で、私は一人、自分の趣味を見つけた喜びに対して悦に浸っている。ウヒヒヒヒと笑いながら。

写真を撮るために外に出る。日の光も浴びることが出来るので健康にいい。カメラも埃をかぶった一眼レフがある。インドアとアウトドアのバランスも取れて、私にとっては一生涯付き合える趣味になりそうだ。

映画が終わり、周りは優しさに満ち溢れた、後味の良い結末に、しんみりとしている。

そんな中で私は晴れた日に散歩する少女のようにルンルン気分で映画館を後にしたのであった。