心はいつも雨模様

記憶より記録

生きていくうえで大切なことは、忘れてしまうこと。

 最近思うのが、悩みやストレスの根源的な要因は、過去の失敗をいつまでも引きずってしまうことにある、ということ。

 

 先月あたりはもう駄目だと思った。嫌なことが忘れられず、それらが積み重なっていき、少しずつ心が押し潰されていった。

 

 甘く見ていた。心の病なんて、所詮本人の気持ち次第だろうと、そう思っていた。でも、心は簡単に押し潰される。さらに、押し潰された心は、そう簡単には戻らないのだということを、今回改めて痛感した。

 心がやられる前に、どうにかして対処しなければ、充実した毎日が過ごせない。いかにコンスタントに心にのしかかる重荷を払拭させるか、その術を見つけていかないといけない。

 

 心が不調だと、体の方にも影響が出てくる。頭痛や無気力状態、食欲の低下などに襲われ、それらが発端となって思考力が低下し、物事の判断が鈍くなってくる。そうなると、せっかくの人生がハリのないものとなってしまう。

 

 これから以下の3点をやっていき、荒んだ毎日に少しでも潤いを与えていこうと思う。

 

・日常の小さな幸せを見つける

 毎日おいしいコーヒーを飲むでも、朝早く散歩するでもいい。とにかく好きなことを毎日の日課にしようと思う。大きな幸せは考えないようにする。疲れてしまうから。

 

・駄目だと思ったら諦める

 我慢強く生きていくことも大切だけど、どうしても駄目だと思ったら、潔く諦めることにする。逃げることで新しい自分に出会えることもあるから。

 

・思ったこと、考えたことを文章にして残す

 自分の思ったことをノートやブログに書き綴っていこうと思う。それがいつか自分の為になると信じるのも、人生においては悪くはない。

 

 ~どうしても辛い思いを忘れられない時~

 どうやら時間が全てを解決してくれるらしい。人間は呆れるほどに忘れる生き物だから、良いことも悪いことも、ほとんどが忘却の彼方へと消えていく。だから時間に頼るというのも一つの手。

 でも時間が解決してくれない場合は、どうすればいいのか。その答えはきっと人それぞれとなのだろうから、正確なことは自分でもよく分からない。子供と遊んだり、恋人と過ごしたり、友達と笑ったりすることが、心のわだかまりを吹き飛ばしてくれるという人もいる。

 私は辛くなったら、とりあえず遠くに行こうと考えている。見知らぬ地に足を運んで、そこでしか味わえない空気を吸って、とにかく歩き回って、頭の中を空っぽにしてやろうと思う。

 そうやって何とか今年を乗り切っていきたい。

 

 以上のことから、嫌なことを忘れることは大切だと気づかされる。